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<大川小訴訟>県議会有志 控訴取り下げ要求

宮城県石巻市の大川小の被災校舎。仙台地裁は地震後の避難で学校側の過失を認定し、計約14億円の支払いを市と県に命じた=26日午後

 東日本大震災の津波で死亡・行方不明になった宮城県石巻市大川小の児童23人の19遺族が起こした損害賠償請求訴訟で、約14億2660万円の賠償を命じた仙台地裁判決を不服として市とともに控訴した宮城県に対し、県議会の有志が8日、県に控訴取り下げを求める方針を固めた。11日にも村井嘉浩知事に申し入れ書を手渡す。
 4日に原告遺族との意見交換会を開いた民進党系会派「みやぎ県民の声」の議員が8日、各会派の代表に内容を説明。党派を超えた控訴取り下げを求める要望活動への賛同を呼び掛けた。
 申し入れ書では「裁判長期化で遺族を苦しめるのは賢明ではない」と指摘。「県民の多くが望むのは争いではなく、犠牲となった命が未来の教育現場の防災、減災に生かされ、二度と同じ惨事が起きないよう取り組むこと」と訴え、早急な取り下げを求めている。


2016年11月09日水曜日


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