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震災犠牲ALT 交流活動続ける両親に感謝状

尾池学長(右)から感謝状を受け取るアンディさんとジーンさん

 宮城県石巻市の石巻専修大は8日、市内の小中学校で外国語指導助手(ALT)を務め、東日本大震災で犠牲になった米国人テイラー・アンダーソンさん=当時(24)=の遺志を継いで日米の交流活動を推進するテイラーさんの父アンディさん(58)と母ジーンさん(58)に感謝状を贈呈した。
 同大は両親が設立した記念基金の支援を受け、テイラーさんの母校米バージニア州のランドルフ・メーコン大と交流事業を展開。「日米の懸け橋になりたい」とのテイラーさんの夢を次代につなぐ活動で、両大学の学生が昨年と今年、互いの国を訪れ親交を深めた。
 尾池守学長から感謝状を受け取ったアンディさんは「今後も両校の良い関係を続けてほしい」と願った。記念基金の活動報告会もあり、交流事業に参加した学生らが発表した。
 両親が震災後に来日するのは9回目。記念基金ではほかに「テイラー文庫」と名付けた書架や本を市内の小中学校などに贈呈しており、8日午前は釜小に書架2台を届けた。
 文庫の寄贈は10カ所目となり、両親は「活動が続いていることをとても誇りに思う。テイラーがいた石巻に来られて幸せ」と語った。


2016年11月09日水曜日


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