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<野間児童文芸賞>震災題材の柏葉さん受賞

受賞の喜びや作品への思いを語る柏葉さん=東京都内のホテル

 盛岡市在住の児童文学作家、柏葉幸子さん(63)のファンタジー小説「岬のマヨイガ」が8日、野間児童文芸賞を受賞した。東日本大震災を題材にした作品で、柏葉さんは「本を読んだ沿岸部の子どもたちから『つらいのは自分だけではない』という感想があった。『楽しかった』と思えるようになった時が、本当の復興なのだろう」と語った。
 東京都内で記者会見した柏葉さんは「素晴らしい賞を頂いた」と喜ぶとともに、「この本がずっと愛され、(震災のような)つらいことがあったけれども、本が楽しかったと思ってもらえる日は、いつか来ると思う」と述べた。
 「岬のマヨイガ」は、両親を交通事故で亡くし、親類に引き取られるために岩手に来た小学生の女児ら女性3人が震災に遭い、被災地で共同生活を始めるストーリー。互いを本当の家族と思い、被災地を古里と感じられるようになる姿に、復興に向けて歩む被災者を重ねた。


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2016年11月09日水曜日


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