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<甘酒>あめこうじですっきり 人気浸透中

あめこうじを使った甘酒「氣になるあまさけ」

 秋田県などが独自に開発した米こうじ「あめこうじ」を使った甘酒が人気を集めている。こうじ独特の匂いがないすっきりとした味が甘酒が苦手な人にも好まれている。「飲む点滴」とも言われ、女性を中心に甘酒ブームが広がる中、県や製造・販売業者は販路を拡大しようと、県外のイベントに出店するなどして知名度アップを図る。
 東京の代々木公園で10月15、16両日にあった県主催の県産品販売イベントで、羽場こうじ店(秋田県横手市)の「氣(き)になるあまさけ」は400本が完売した。「客の列が途切れなかった」と担当者は人気に驚く。
 あめこうじを使った甘酒は、少なくとも県内の5社が生産・販売している。各社とも売れ行きが好調という。
 「氣になるあまさけ」は羽場こうじ店が昨年11月に発売した。価格は160ミリリットル入りで270円、520ミリリットル入りで864円と大手飲料メーカーの商品などに比べて高め。それでも出荷量は伸びており、現在は月約4000本と発売当初より3割以上増えた。
 あめこうじは一般的なこうじよりも甘味が強い。鈴木雅秀工場長は「すっきりとした味わいは、あめこうじの特徴を生かして砂糖を使わずに造っているため。甘酒の苦手な人でも楽しめる」と強調する。
 常時販売しているのは本店と、同社が横手市で経営する食堂「旬菜みそ茶屋くらを」のみだが、評判は口コミで広まり、県外から訪れる常連客もいる。県外の百貨店などからの引き合いも増えているという。
 県は甘酒ブームを、あめこうじの知名度を上げる好機と捉える。県秋田うまいもの販売課の担当者は「甘酒は甘味料として菓子などにも使うことができる。品質の良さを県外にも積極的にPRしていきたい」と意気込む。

[あめこうじ]秋田県総合食品研究センター(秋田市)と秋田今野商店(大仙市)が2014年、独自の種こうじを使って共同開発した。県によると、都道府県が独自に開発した米こうじは全国的にも珍しい。県から認定された県内のこうじ製造業者4社が製造。加工品は甘酒やどぶろく、菓子など22に上る。


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2016年11月09日水曜日


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