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芳醇な味わい…房ごと干しぶどうGD賞

グッドデザイン賞を受賞した「duo de raisins」

 福島市の「フルーツファーム いとう園」が製造、販売する干しぶどう「duo de raisins(デュオ・デ・レーズン)」が本年度のグッドデザイン賞を獲得した。生産者自らが手掛ける6次化商品の受賞は全国的にも珍しいという。
 「duo de raisins」は、巨峰など生食用のブドウを房ごと乾燥。添加物を一切加えておらず、芳醇(ほうじゅん)な味わいが特徴だ。枝付きのまま2房を加工した商品と、黒を基調とした高級感あるパッケージの組み合わせが評価された。
 東京電力福島第1原発事故の風評被害を克服しようと、果樹農家の伊藤隆徳さん(68)が2013年に開発に着手。法人化するなどして準備を進めた。日本政策金融公庫福島支店の仲介で知り合ったデザイン会社ファームステッド(北海道帯広市)の助言と指導を受け、今年1月に商品化にこぎ着けた。
 150グラム入りの税抜き価格は、巨峰3700円、シャインマスカット9000円。通販会社が取り扱っているほか、オーストラリアなどへの輸出も果たした。伊藤さんは「パッケージが良くなり、商談会で仕入れ担当者に声を掛けてもらえるようになった。国内だけでなく、海外での販売促進を実現したい」と話す。


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2016年11月09日水曜日


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