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高速道の死亡事故後絶たず 宮城は非常事態

自動車専用道で大型トラックと衝突し、大破した軽乗用車。高齢者3人が死亡した=10月21日、秋田県由利本荘市米坂(写真の一部を加工しています)

 高速道や自動車専用道での死亡事故が後を絶たない。東北6県では今年1〜10月末に18件の事故で23人が死亡しており、昨年1年間の死者13人を既に10人上回った。10月21日には、秋田県由利本荘市の日本海沿岸東北自動車道(日沿道)で3人が死亡する事故が起きた。8月以降、死亡事故が多発している宮城県は、初めて「非常事態宣言」を出すなど警戒を強めている。
 東北管区警察局によると、今年1〜10月末に6県の高速道と自動車専用道で発生した人身事故(速報値)は、昨年同期比74件減の224件。一方、死亡事故18件は、前年同期比で5件上回った。
 県別の死亡事故の発生件数は宮城が7件(死者7人)と最多。4件の福島(6人)、岩手(4人)と続く。秋田は2件(4人)、青森は1件(2人)で、山形の発生はなかった。
 死亡事故件数が最も多い宮城では、7件中6件が8月28日以降に集中。県警高速隊は10月1日、初の「非常事態宣言」を出し、注意を促した。ただ、8日後の9日に大崎市三本木新沼の東北自動車道下り線で大仙市の女性介護職員(19)が死亡する事故が起きた。
 東北管区警察局によると、死者23人のうち、オートバイや車外で巻き込まれた事故を除く17人の中で、シートベルトの着用が確認できたのは半数以下の7人にとどまった。
 同高速道路管理室は「シートベルトは必ず着用してほしい」と強調。宮城県警高速隊の西舘禎隊長は「高速道ではささいな判断ミスや操作ミスが重大事故につながる。速度や車間距離に十分、気を付けてもらいたい」と話した。


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2016年11月09日水曜日


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