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信長から賜った「後藤の朱槍」展示

美里町有形文化財に指定された長槍(左)と袋槍

 江戸時代に宮城県美里町不動堂地区を治めた伊達家家臣の後藤家に、「織田信長から賜った」と伝えられてきた「後藤の朱槍(やり)」が同町近代文学館で展示されている。7月に町有形文化財に指定された記念展で16日まで。
 槍は、長槍(刀身38.5センチ、柄481.8センチ)と袋槍(刀身10.5センチ、柄381.2センチ)の2本。木製の柄は朱漆で塗られ、仙台藩の大名行列では名物の一つだったという。
 1974年に後藤家の子孫が町に寄贈。町中央コミュニティーセンターに展示されてきたが、本格的な調査は行われていなかった。
 町は今年、県美術刀剣保存協会などに鑑定を依頼。長槍は刀身の形状から室町時代に、袋槍は刀身を柄に差す金属製の袋部分の形状から江戸時代に、それぞれ作られたとの結果を得た。
 町の担当者は「信長との関連は確認できなかったが、槍の古さと伝承の民俗的価値から文化財に指定した。多くの人に見てもらい、歴史のロマンを感じてほしい」と話す。
 入場無料で、展示は午前10時〜午後6時。14日は休館。連絡先は町近代文学館0229(33)3030。


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2016年11月11日金曜日


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