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<台風10号>気持ちも明るく 岩泉の停電解消

明かりがついてホッとした表情を見せる佐藤さん=9日午前11時40分ごろ、岩手県岩泉町浅内大沢

 台風10号豪雨で甚大な被害が出た岩手県岩泉町で9日、被災から71日ぶりに全ての停電が解消した。最後まで復旧が遅れていた同町浅内の大沢地区19戸が通電し、住民は「気持ちも明るくなる」と笑顔を見せた。
 午前11時ごろ、町役場から南西に約5キロの大沢地区で東北電力が高圧線を接続した。安全確認の後、各家庭で久しぶりに電気の明かりがともった。
 佐藤静子さん(62)は息子宅に身を寄せながら、ろうそくと懐中電灯を頼りに自宅の復旧に当たってきた。「これで片付けの際も電気炊飯器を使って家族に温かいご飯が出せる。頑張る元気が出ました」とうれしそうだった。
 町内では豪雨により電柱が倒壊するなどして最大約8300戸が停電。9月30日までにほぼ全てが復旧したが、道路が寸断されて工事車両が入れなかった大沢地区は復旧が遅れていた。
 東北電岩泉サービスセンターの千葉尚平所長は「長期間、不便を掛けて申し訳なかった。今後は建設中の仮設住宅への通電作業に取り組みたい」と話した。


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2016年11月10日木曜日


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