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<熊本地震>絵本で心和ませて 町内会寄贈

熊本へ贈る絵本などを段ボールに詰める小池さん(左)と町内会の会員

 仙台市青葉区のマンション「サンライズ東照宮」の入居者でつくるサンライズ東照宮町内会(228世帯)が、熊本地震で被災した熊本県に絵本を届ける活動に取り組んでいる。寄贈した本は、子どもたちへの読み聞かせに活用されるなど喜ばれている。
 発起人はサンライズ東照宮に住むマンション管理士の小池昭雄さん(74)。小池さんは東日本大震災の発生から間もない2011年4月から2年間、町内会長を務めた。
 町内会には震災直後、全国から約500冊の絵本が届いた。小池さんは「頂いた絵本を読んで、子どもたちの緊張が和らいでいく様子を目の当たりにした」と振り返る。当時贈られた本はマンション内の図書室で今も活用されている。
 今年4月に熊本地震が発生し、小池さんは「熊本でも、絵本で子どもたちの不安を和らげてほしい」と思い、恩返しの意味も込め活動を始めた。
 町内会が会員や近隣の五城中(生徒298人)に協力を呼び掛けると、7月下旬までに約100冊が集まった。8月上旬、熊本県社会福祉協議会に寄贈。同県社協は県内の保育士に絵本を配り、子どもたちへの読み聞かせに使われている。
 9月上旬、社協から「保育士に大変喜ばれた」とのお礼状が届いた。これを励みに町内会は第2弾として、熊本市立図書館へ小学校低学年向けの絵本や児童書を贈ることを決めた。地域に本の提供を呼び掛けたところ約300冊集まった。
 絵本を通して熊本と仙台の交流をさらに深めたい小池さんは「被災者の気持ちが落ち着くには時間がかかる。今後も活動を続け、熊本の子どもたちに寄り添いたい」と話す。


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2016年11月11日金曜日


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