岩手のニュース

<台風10号>事業者の半数 二重被災

 東日本大震災で被災し、国のグループ化補助金を活用して復旧したものの、8月の台風10号豪雨で再び被災した事業者が岩手県宮古市と久慈市、岩泉町の3市町で約半数に上ることが10日、岩手県の調査で分かった。震災からの復興途上にあった事業者が、豪雨との二重被災に苦しんでいる実態が明らかになった。
 調査は県が地元商工会と連携し、直接聞き取るなどして実施。同日の県議会東日本大震災津波復興特別委員会で示した。3市町でグループ化補助金の交付を受けた事業者は宮古253、久慈36、岩泉7の計296。うち、台風10号豪雨の被害に遭ったのは宮古138、久慈9、岩泉4の計151だった。
 業種別では卸小売り・飲食・サービス業が最多の104。水産加工業19、製造業17など。市街地が広範囲に浸水した宮古、久慈では商店が床上浸水したり、工場の機材が水に漬かるなどした。岩泉では施設に大量の土砂が流れ込み、建物全体が被災した例もあった。
 県は、中小企業や商店の復旧に最大で2000万円を補助する交付金制度を新設。開会中の県議会9月定例会に財源として10億9500万円を盛り込んだ補正予算案を提出した。二重被災の事業者も活用できる。


関連ページ: 岩手 社会

2016年11月11日金曜日


先頭に戻る