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<福島第1>1号機の建屋カバー解体終了

壁パネルの最後の1枚を取り外した(東京電力提供)

 東京電力は10日、水素爆発で壊れた福島第1原発1号機を覆う建屋カバーの解体作業を終えた。今後は使用済み燃料の取り出しに向け、がれきが散乱するフロアの状況調査に入る。がれきの撤去開始は当初の目標より遅れ、2017年4月以降となる見通し。
 建屋カバーは放射性物質の飛散防止のため11年10月に設置。当初は13年度中に解体に着手する予定だった。3号機のがれき撤去で敷地内の放射性物質濃度が上昇するトラブルなどが起き、工程が遅れていた。
 カバー解体に先立ち、東電は薬剤の予防散布など放射性物質の飛散抑制策を強化した。15年7月に遠隔操作のクレーンを使って屋根パネルの撤去を開始。今年9月から18枚ある壁パネルの解体を進め、最後の1枚を10日朝に取り外した。
 がれきの状況調査を来年2月まで実施。その後、フロア周囲に新たな防風シートを設置する。国と東電の廃炉工程表では16年度中のがれき撤去開始を目指しているが、着手は17年度以降となる公算が大きい。
 原発事故で炉心溶融した1号機には392体の使用済み燃料が残っており、20年度中の取り出し開始を目標としている。


2016年11月11日金曜日


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