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<女川原発>東北電が重大事故想定で訓練

地震と津波による全電源喪失を想定して行われた東北電力のシミュレーター訓練

 東北電力は11日、宮城県原子力防災訓練に合わせて女川原発(宮城県女川町、石巻市)の防災訓練を実施した。宮城県沖を震源とする震度6弱の地震で外部電源と原子炉冷却機能を喪失、炉心損傷に至る事故を想定。協力企業の社員らを含む約310人が参加した。
 訓練センターでは、停電で暗くなった中央制御室での作業を想定したシミュレーター操作訓練を実施。2号機原子炉への注水ポンプが使用できずタンクから注水する訓練や、冷却水を除熱する海水を非常用ポンプ車で送る訓練も行った。
 女川原発の増井伸一原子炉主任技術者は「見つかった改善点を生かし、『想定外』をなるべくなくすことで安全対策向上につなげたい」と話した。
 防潮堤を高さ29メートルにかさ上げする工事現場も公開された。東北電は安全対策工事の完了を2017年4月から延期し、「17年4月以降」とする再稼働時期も見直す方針を表明している。


2016年11月12日土曜日


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