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<東北地銀>東北7行2グループ減益

 東北の地方銀行、第二地方銀行11行2グループの2016年9月中間決算が11日出そろった。連結純利益は、日銀が2月に導入したマイナス金利の影響で7行2グループが減益。貸出金利息が減少し、本業の収益性が低下した。各行のトップは危機感をあらわにしつつ、貸し出しの強化やコスト削減で乗り切る考えを示した。
 各行の主な決算内容は表の通り。純利益は七十七銀の111億9400万円が最高で、岩手銀、東邦銀、フィデアホールディングス(HD、仙台市)などと続いた。純利益総計は432億2700万円で前年同期の554億8900万円を22.1%下回った。
 金利の低下で、貸出金利息は全行・グループで約2億〜約15億円減少。有価証券の運用利回りも低下し、利息配当金が減少して各行の減益につながった。
 北日本銀(盛岡市)の佐藤安紀頭取は「利ざやが取れず、収益を出せるほぼ限界に近い状態」と説明。フィデアHD傘下の北都銀(秋田市)の斉藤永吉頭取は「金融機関にとってかなりの逆風だ」と訴えた。
 各行はマイナス金利の長期化を見据え、本業の貸し出し拡大や経費削減で乗り切る構え。七十七銀の氏家照彦頭取は「事業性や将来性を評価して融資するなど資金需要の掘り起こしに努める」と強調。東邦銀の北村清士頭取は「貸出金のボリューム増強や情報技術活用による効率化など、収益・コストの両面で減収をカバーする」と語った。
 預金残高は合算で前年同期比0.8%増の34兆525億円、貸出金残高は4.4%増の21兆5000億円だった。17年3月期の通期連結決算の純利益予想は、岩手銀と七十七銀を除く9行2グループが前期を下回ると予想した。


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2016年11月12日土曜日


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