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<明治神宮野球>仙台育英初戦敗退高校の部

履正社戦の4回、ピンチにマウンドで話す仙台育英の長谷川(右)と捕手尾崎

 第47回明治神宮野球大会は11日、神宮球場で開幕して1回戦の3試合が行われ、各地区秋季大会を制した10校が参加する高校の部は明徳義塾(四国)と履正社(近畿)が準々決勝に進んだ。11校で争う大学の部は雨天のため1試合のみ実施され、上武大(関東2)が8強入りした。
 高校の部東北代表の仙台育英は履正社に1−5で屈した。明徳義塾は7−2で今夏の甲子園大会を制した作新学院(関東)に快勝した。大学の部東北代表の富士大は上武大に0−1で敗れた。12日は4試合が実施される。

◎投打に振るわず
 【高校】
 ▽1回戦
履正社(近畿) 010002200=5
仙台育英(東北)000000100=1

 【評】仙台育英は投打に振るわず敗れた。先発長谷川は二回、2死二塁から松原に中前に運ばれて先制を許すと、六回には2死二、三塁から再び松原に中越え三塁打を浴び、2点を失った。打線は七回、山田、鈴木の連打で1点を返すにとどまった。履正社の竹田は5安打8奪三振で完投。

<長谷川制球難、「実力不足」と反省>
 仙台育英の先発長谷川は毎回の8四球と制球に苦しみ、6回3失点で降板した。二〜五回はいずれも先頭打者を歩かせ、「リズムをつくれなかった。実力不足」と反省した。
 0−1の六回は2死から連続四球と暴投で2死二、三塁のピンチを招くと、二回に先制打を浴びた松原に今度は2点三塁打を喫した。左腕は「(ストライクが入らない)自分の直球を信じ切れず、カーブに逃げてしまった」と悔やむ。
 来春の選抜大会出場が確実視されるだけに「フォームが崩れないよう、投げ込みや下半身強化を徹底し、相手が(球種を)分かっても、打てない球を投げられるようにしたい」と冬場の目標を挙げた。

<力で圧倒された/仙台育英・佐々木順一朗監督の話>
 力で圧倒された試合。体つきが相手とは大人と子どもぐらい違う。運動能力や敏しょう性を高めなければ戦えないと、試合中に感じてしまった。竹田投手は上から投げ下ろすタイプで、見た目以上に打ちづらかった。

◎富士大も敗れる

 【大学】
 ▽1回戦
富士大(東 北)000000000=0
上武大(関東2)00001000×=1

 【評】富士大が投手戦の末に惜敗した。先発小野は0−0の五回1死二塁、吉田に中前適時打を許し、これが決勝点となった。打線は五回1死三塁の先制機を生かせず、7回1失点と力投した小野を援護できなかった。上武大は山下が4安打13奪三振で完封した。
 ○…小野、力投報われず 阪神からドラフト2位指名を受けた富士大先発の小野は力投が報われなかった。7回1失点と役割を果たしたが「一回から飛ばしてしまい、疲れで制球を乱した」と自らを責めた。
 唯一の失点が決勝点。五回、1死二塁から吉田に直球を中前へはじき返された。「無駄な四球を出さない」ことを課題としながら、生還した走者は四球で出した先頭打者。右腕は「防げた失点。自分が求めたことができなかった」と唇をかんだ。
 高校時代は無名だったが、大学で才能を一気に伸ばした。豊田監督は「練習熱心で、本人の努力がここまでの成長につながった。マウンドに立つ姿から自信が見えた」とねぎらった。
空振り見逃し多く
 富士大・豊田圭史監督の話 山下君の出来が良く、空振り、見逃しが多かった。直球に差し込まれ、後半は焦った。練習では決めている犠打も重圧のある場面では平常心を保てなかった。五回1死三塁の好機は(強攻せずに)スクイズでいくべきだった。


2016年11月12日土曜日


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