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街中の空き家 別荘風にリノベ

空き家を街中別荘風にリノベーションしたモデルハウスの看板を表に出す工藤さん=むつ市大湊上町

 青森県むつ市大湊地区の任意団体まちづくり倶楽部(くらぶ)がこのほど、空き家を大規模改修した別荘風のモデルハウスを公開した。地域に人や仕事を増やすプロジェクト提言の一環で、若い世代の移住や長期滞在者をターゲットにしたつくりが特徴だ。
 モデルハウスは木造平屋で床面積約90平方メートル。間取りは3LDKで屋根裏収納もある。ホームパーティーが開けるようカウンターを備えたオープンキッチンやバーベキューテラスを設けた。大湊地区の景観を生かすため、同地区に多い石垣もつくった。
 場所は陸奥湾を望む市街地の一角。家主が亡くなって空き家になっていた築48年の一般住宅を大規模改修(リノベーション)した。費用は土地代と一部解体費を含めて約1600万円。来年から購入希望者を募る。
 大湊地区の空き家は90件ほどで全体の1割に満たないが、今後増加する見込みだ。倶楽部は件数など数字を把握して調査書を出すだけでなく、目に見える形で解決策の一つを示すことで、空き家対策の議論が進むと判断した。建設に際して行政の補助金は一切受けていない。
 倶楽部は1998年に設計士や教員、市職員らが住民参加のまちづくりを促進するために設立。ごみ問題や地域通貨の研究などをしてきた。
 工藤知彦代表は「地域の財産や知力をフル活用して、地域に人と仕事を増やし100年先の大湊、むつ、下北をつくっていきたい」と話した。
 内覧は今月中は土、日曜日。12月以降は事前予約が必要となる。連絡先はまちづくり倶楽部0175(24)4898。


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2016年11月13日日曜日


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