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<ソフトボール>須藤「東京五輪で恩返しを」

斎藤さん(左)から打撃指導を受ける須藤=弘前市の弘前克雪トレーニングセンター

◎斎藤元代表監督の個人指導に感謝

 2020年東京五輪で実施競技に復帰するソフトボールで、青森・弘前学院聖愛高3年の須藤志歩(17)が日本代表としてのプレーを夢見ている。監督を務めた08年北京五輪で日本を金メダルに導いた弘前市出身の斎藤春香さん(46)=同市職員、日本ソフトボール協会理事=が中学1年から個人指導する逸材だ。29日に始まるU−19(19歳以下)の代表選考会に向け、練習に励んでいる。
 須藤は小学時代、少年野球に熱中。弘前二中からソフトを始め、強打の内野手や投手で活躍し、3年時にはU−16日本代表に東北から唯一、選出された。14年の台湾遠征では4試合に出場し、本塁打2本、5割超の打率を残した。
 県内外の強豪校から勧誘されたが「斎藤さんの指導を受けたい」と地元高校に進学。2、3年時にチームの全国高校総体出場に貢献し、3年連続で県選抜にも選ばれた。進路については、日本リーグ1部の強豪から誘いを受けている。
 斎藤さんと初めて会ったのは、中学入学後の弘前市の大会。選手としても00年シドニー五輪で銀メダルを獲得するなど輝かしい実績に加え、大きな包容力や周囲への気遣いと優しさに魅了された。その場で「将来、五輪に出たい。教えてほしい」と願い出て以来、折に触れ指導を受けてきた。
 2人には右投げ左打ちの内野手という共通点がある。身長165センチと斎藤さんより小柄だが、構えやバットコントロールも似ており、共に飛距離を誇るパワーヒッターでもある。
 須藤は「人としての在り方を大切にする方。技術はもちろん、トップ選手としての振る舞いや気遣い、コミュニケーションの大切さも教えてくれる」と尊敬する。斎藤さんも「キラキラした目を見て、伸びると感じた。厳しい指導にも向かってくる強さがある。打撃の完成度は高校時代の自分より上」と目を細める。
 須藤は「各年代別の代表にしっかり選ばれ、東京五輪で活躍する姿を斎藤さんに見せたい」と恩返しを誓う。(宮田建)


2016年11月15日火曜日


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