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<ほっとタイム>感謝の心手紙に託す

戻ってきたカメラを手に感謝の気持ちを示す島子さん

◎戻ったカメラのお礼伝えて

 「お礼を伝えてほしい」。河北新報社に10月下旬、1通の手紙が届いた。
 差出人は鹿児島県さつま町の教員島子修さん(57)。手紙には東日本大震災を機に宮城県角田市東根小と交流を始め、その縁で8月、被災した名取市閖上を訪問したとつづられていた。
 視察を終えた頃のこと。被災地の様子を撮りためたカメラが見当たらない。「どこで落としたのか…」。島子さんは後ろ髪を引かれる思いで帰途に就いた。
 約2カ月後、妻久子さん(53)が、落とし物を公開する宮城県警のホームページの中に、心当たりのあるカメラを見つけた。県警に電話で問い合わせると、カメラには「島子」と名札が貼ってあり、紛失したものと判明した。
 届けた人は警察に名前を告げなかったという。島子さんは「地元紙の記事になれば、その人の目に留まるはず」と考え、思いを託した。「宮城県民の優しさに感謝しながら今後も交流を深めたい」。手紙は誓いの言葉で結ばれていた。
(報道部・武田俊郎)


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2016年11月15日火曜日


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