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<カツオ>気仙沼水揚げ20年連続日本一

気仙沼漁港に水揚げされるカツオ=5月
生鮮カツオ水揚げ20年連続日本一を報告する菅原市長(右)と阿部委員長

 気仙沼漁港(宮城県気仙沼市)の2016年の生鮮カツオ水揚げが15日までに終了した。水揚げ量は主力の一本釣りと巻き網を合わせて1万9422トンと、15年(2万2604トン)と比べて14%減とやや落ち込んだが、水揚げ量は20年連続日本一となった。
 気仙沼市魚市場を運営する気仙沼漁協によると、内訳は一本釣りが1万4804トン(前年比26%増)、巻き網が4618トン(58%減)。巻き網は6、7月に群れがまとまらなかった。
 日本一の座を守ったとはいえ、ここ数年の水揚げ量はピークの05年(4万3150トン)や東日本大震災前の10年(3万9750トン)の半分にとどまる(グラフ)。カツオが繁殖する中部太平洋では近年200万トン前後が漁獲されており、分布域の北限となる日本近海への来遊量は減少傾向が続く。
 官民でつくる市生鮮かつおプロモーション事業実行委員会は15日記者会見し、今季同漁港で水揚げを行った64隻に、クリスタル製の記念品を贈ると発表した。
 阿部泰浩委員長は「輝かしい記録だが、生鮮出荷以外の加工や冷凍に回すカツオが足りていない。2万5000トンは欲しかった」と今季を振り返った。菅原茂市長は「25年、30年と続けるため、市と業界を挙げて国際的な資源管理の必要性を訴えていきたい」と話した。
 資源管理機関の中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)による8月の資源評価では、カツオは健全な状態と評価された一方、日本などから「悲観的な見方もできる」と異論が出て評価は両論併記となった。実効性のある資源管理には至っていない。


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2016年11月16日水曜日


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