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イノシシ捕獲実地で学ぶ わな設置など解説

実地研修でわなの設置方法などを学ぶ参加者

 農作物へのイノシシによる被害を減らそうと、宮城県は14日、捕獲技術研修会を大和町役場と同町宮床の農地で開いた。被害が大きい内陸部を中心に14市町の担当者ら50人が参加した。
 役場であった講演では、東北野生動物保護管理センターの鈴木淳研究員が、イノシシの生態や効果的なわなの設置方法などを解説し、「警戒心は個体によって強弱がある。最長1カ月程度の長期戦で臨んでほしい」とアドバイスした。
 実地研修では、鈴木研究員や県猟友会伊具支部の斎藤謙一さんが「箱わな」「くくりわな」と呼ばれるわなを使い、設置場所やイノシシをおびき寄せるための餌の置き方を紹介した。
 県自然保護課などによると、野生鳥獣による農作物の県内被害額は増加傾向にあり、2015年度で199ヘクタール、1億3869万円。うちイノシシの被害は96ヘクタール、7428万円に上り、全体の半数を占めている。
 県の担当者は「農作物被害を減らしていくには、生態を理解した上で、捕獲をしたり侵入防止柵を設置したりと、総合的な対策を取ることが大切」と話した。


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2016年11月16日水曜日


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