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集団移転跡地の活用策 イラストで紹介

集団移転跡地の活用案を紹介する企画展

 仙台市地下鉄東西線荒井駅内のせんだい3・11メモリアル交流館で、企画展「沿岸部の空想マップ−新たな魅力づくり 現在進行中」が開かれている。東日本大震災の津波被害で集団移転した市沿岸部の跡地の活用策について、市に寄せられたアイデアを分かりやすく紹介。交流館の担当者は「復興事業がどう進んでいるのか、市民が関心を持つきっかけになってほしい」と話す。

 公募で集まった跡地利用案を基に、市内のイラストレーター江種鹿乃子(えぐさ・かのこ)さんが制作した作品「空想のまち」が目玉。縦84センチ、横4.4メートルで、津波を受けた若林区荒浜の深沼海岸の写真を背景に野外劇場や農場、研究施設などのアイデアをイラストで表現している。
 大型ボードでは、かつて市沿岸部で営まれていた住民の暮らしを手書きの文章で紹介する。市内の防災集団移転事業や災害公営住宅整備の状況、跡地利用の今後の進め方もパネルで解説している。
 市は4〜6月、沿岸部の集団移転跡地5地区について活用策のアイデアを募集。市内外の個人・団体から88件の応募があった。交流館の担当者は「甚大な津波被害を受けた地域が今後どうなっていくのか、分かりやすく伝えたい」と企画展を思い立った。
 関連イベントとして23日午後1〜3時、跡地の活用策について広く意見を聞く市民フォーラムが青葉区のエル・パーク仙台で開かれる。12月18日午後2〜4時には、「かつての暮らし」と「これからのまち」をテーマに、沿岸部の将来像を語り合うイベントが交流館である。
 企画展は来年1月9日まで。午前10時〜午後5時。無料。祝日の翌日と毎週月曜日、年末年始は休館。連絡先は交流館022(390)9022。


2016年11月16日水曜日


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