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「介護サミット」岩沼市で17年10月開催

「転ばぬ先の杖」を受け取る菊地市長(右)

 国内の介護・福祉関係者らが介護現場を取り巻く環境や課題を考える「介護保険推進全国サミット」が2017年10月、宮城県岩沼市で開かれることが決まった。同サミットの県内開催は初めて。東日本大震災からの復興状況を広く発信する好機として、市が誘致を進めていた。
 17年10月5、6の両日に市民会館や総合体育館、総合福祉センターを会場に利用する。全国から1000人規模が集まり、専門家の基調講演や先進事例に基づく分科会などを展開。団塊世代が75歳以上になる25年に向け、安心して暮らし続けられるまちづくりを練る契機にしたい考えだ。
 市内では、4月に県内で初めてプレハブ仮設住宅が解消されるなど復興が進んでいる。被災沿岸部からの集団移転先である玉浦西地区のコミュニティーづくりも活発だ。市はバスを仕立て、復興状況をサミット参加者に視察してもらうことも検討している。
 サミットは開催自治体間で毎回、リレーバトン「転ばぬ先の杖(つえ)」を受け渡ししている。10月21日、菊地啓夫市長が今年の会場の岡山市に出向き、大森雅夫市長から受け取ってきた。現在は総合福祉センターに展示してある。
 菊地市長は「震災では全国から支援を受けた。サミットに合わせて復興状況を見てもらいたい。高齢化が進む被災地でコミュニティーが機能していることも示したい」と話す。
 サミットは2000年に始まり、岩沼市での開催で18回目となる。東北の他県では尾花沢市や遠野市でも開かれた。


2016年11月17日木曜日


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