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<ユアテック>帯電抑え身守る 業界初専用服

送電架線工事用に開発されたラインマンスーツ

 電気工事業のユアテック(仙台市)は、送電線の架線工事用作業服「ラインマンスーツ」を開発した。耐久性が高い消防レスキュー隊向けウエアをベースに、帯電しにくい素材を採用して安全性と作業のしやすさを追求した。
 消防服などを手掛けるイマジョー(大阪市)との共同開発で、架線工事専用の作業服は業界初という。素材として耐久性と伸縮性に優れた化学繊維を使用。架線作業時の帯電を抑え、新開発の「導電靴」をともに帯電した電気も緩やかに放出して感電事故を防ぐ。
 ファスナーは帯電しにくいプラスチック製。二重構造のため、架線にまたがる宙乗りなどの場面でも摩耗に強く、着崩れしにくい。ズボンのポケットは安全帯着用を考慮した配置。従来は腕章だった役職表示も邪魔になりにくい着脱式のワッペンに変更し、高所や薄暮時に見やすい黄色のワンポイントを入れた。
 ユアテック送電工事センターの若手社員16人、協力会社24社の334人に来年3月をめどに配備する。これまではユアテックの普通作業服や個別に調達した市販品が混在してきたが、新作業服で統一感を出す狙いもある。
 ユアテック送電部の雫石稔副部長は「事故のリスクを低減するだけでなく、送電工事の次代を担う若年層に目を向けてもらえるようデザイン性も重視した。業界全体でぜひ取り入れてほしい」と期待する。


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2016年11月18日金曜日


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