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<年少者深夜就労>労基署注意後も改善怠る

スキップ・ビートの事務所が入る雑居ビル=仙台市青葉区一番町

 仙台市青葉区のイベント企画制作会社「スキップ・ビート」が、18歳未満の年少者を深夜労働に就かせていた疑いが出ている問題で、仙台労基署が昨年秋、年少者に深夜労働をさせたとして同社を注意していたことが17日、関係者への取材で分かった。同社は今年3月末、アルバイトの募集年齢を「16歳以上」から「18歳以上」に引き上げたが、その後も18歳未満の中高生を雇っており、改善を怠った可能性がある。
 同社関係者によると、仙台労基署が昨年秋、同社に対し「18歳未満が深夜労働をしている」と注意。同社は取材に「当時の担当者が退社したため注意の内容は分からないが、既に改善策が講じられていたと思っていた」と語った。
 同社は今年9月下旬、「中高生を働かせているのではないか」という市民の指摘を受け、社内調査を実施。16歳の女子高生2人が同月上旬にあったコンサートの会場で働いていたことが判明した。
 一方、河北新報社の取材では、仙台市の中学3年の女子生徒(15)を8月下旬、午後9時半まで働かせていたことも分かった。労働基準法は中学生以下の午後8時以降の労働を原則として禁じており、同法に抵触する可能性が高い。
 女子生徒は取材に「遊ぶ金が欲しかった。バイト経験者から『18歳』と書けば働けると教わった。年齢は確認されなかった」と話した。8月下旬に湯沢市であったコンサート会場で午後3時〜午後9時半ごろにグッズ販売をしたという。
 同社を巡る一連の問題について、仙台労基署は「個別の事案については答えられない」と回答。宮城県警少年課は「捜査についてはコメントできないが、少年少女の安全を守るのは警察の役目」と話し、相談に応じる考えを示した。


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2016年11月18日金曜日


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