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<にゃんとワンポイント>去勢・避妊で猫も快適

避妊・去勢手術をした猫たち。性的ストレスからの解放など多くのメリットがある=仙台市青葉区、猫カフェ天使のこねこネコ

◎室内飼いの勧め

 動物愛護管理法にある飼い主の責任の項には、次の五つが定められています。(1)習性等を理解し、生涯面倒をみる(2)危害や迷惑の発生を防止する(3)むやみに繁殖させない(4)感染症の知識を持つ(5)所有者を明らかにする−。
 以上のような法整備が進んだことにより、猫の室内飼育の推奨は一般に浸透しつつあると思います。当院でも猫の室内飼育率は、約85%です。ただ、人間の都合で一方的に決めたことなので、猫にとっては野性味がそがれてしまい迷惑な話かもしれません。
 しかし、現代の社会環境を考えると、屋外での生活は、交通事故や外傷、けんか、感染症などリスクが多く、猫にとっては試練でしかないでしょう。
 飼い主は猫が屋内で快適に過ごせるよう、努めなければなりません。猫の先祖は樹上生活動物で、優秀なハンターでした。鋭い爪と、俊敏な動きが武器です。これらの特性が生かせる爪とぎ付きのキャットタワーや、キャットウオーク、自在に部屋を行き来できるような猫扉を設置できると理想的です。
 また、「猫の恋」という季語があるように、繁殖力の旺盛な動物です。発情期には、異性を求めて夜な夜な鳴き、近所迷惑になることが考えられます(もちろん家の人も寝不足に…)。何より猫にとっても過大なストレスになります。
 雄は去勢、雌は避妊の手術をしてください。手術には肥満などのデメリットがある一方、性的ストレスからの解放や生殖器の疾病予防などメリットが多く、多くの獣医師は手術を勧めると思います。
 また、マイクロチップや首輪に迷子札を付けていると、もしもの時に、再会できる確率が上がります。(伊達の街どうぶつ病院院長 伊東則道)


2016年11月18日金曜日


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