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<鳥インフル>渡り鳥のふんから感染か

 簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出たコクチョウ2羽が飼育されていた秋田市大森山動物園の動物病院は、放し飼いに比べて、外部の鳥と接触する機会は少ない環境にある。ただ、飼育部屋の一部は金網で覆われているだけで、専門家は「渡り鳥のふんを介して感染した可能性がある」と指摘する。
 同園によると、死んだ2羽を含むコクチョウ3羽は飼育場所である沼の護岸工事のため、10月19日から一時的に動物病院の同じ小屋に移されていた。小松守園長は「1週間〜10日程度の潜伏期間を考えると、病院で感染した疑いがある」と述べた。
 コクチョウの飼育部屋は横3メートル、幅3.5メートル。外部に面した側面と天井は金網で覆われている。
 京都産業大鳥インフルエンザ研究センター長の大槻公一教授(獣医微生物学)は、南下した渡り鳥か、渡り鳥から感染した別の鳥のふんを介して感染した可能性を指摘。「一連の殺処分により、園内での感染はこれ以上拡大しないのではないか」とみる。
 今季は欧州などで鳥インフルエンザ感染が確認されており、大槻教授は「渡り鳥からどう感染が広がるのかは分からない。広域的に警戒すべきだ」と呼び掛ける。


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2016年11月18日金曜日


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