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<酒田消防士自殺>遺族「謝罪受けていない」

 「家族におわびさせていただいた」。2014年に酒田地区広域政組合消防本部(山形県酒田市)の男性消防士=当時(20)=がパワハラで自殺し、公務災害の認定を受けた問題で、組合管理者の丸山至酒田市長が14日の組合議員協議会で行った説明について、男性の遺族は17日、河北新報社の取材に「おわびは受けていない」と述べ、双方の認識にずれがあることが分かった。
 第三者委員会の設置を決めた14日の組合議員協議会で、丸山市長は議員の質問に答え、「(男性消防士が)追い詰められていたことに気付けなかった。組織の管理者として本当に申し訳なかった、と(遺族に)おわび申し上げた。間違いのない事実だ」と説明した。
 しかし遺族によると、公務災害認定を受けて、丸山市長が遺族宅を訪問した9月8日には「認定を重く受け止める」「反省すべき点は多々あるのだろう」といった言葉はあったが、自殺に至ったことに関する謝罪はなかった。
 遺族が「今日は(認定の)報告という理解でよいか」と尋ねると、丸山市長は「はい」と応えた。同日あった臨時記者会見でも「認定理由が分からないので、謝罪という形で外に出さなかった」と説明していた。
 男性の母親は「どの部分がおわびだったのか、何度思い返しても分からない。やっと第三者委の設置が決まったのに不信感を抱かざるを得ない」と話している。


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2016年11月18日金曜日


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