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<仙台殺人未遂>母、三男の難病悲観か

 入院中の三男(1)を殺害しようとしたとして、無職の母親(41)=仙台市泉区=が逮捕された殺人未遂事件で、次男、三男の兄弟が同じ遺伝性の難病を患っていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。次男は約10年前に病死しており、仙台北署は母親が将来を悲観して犯行に及んだとみて調べている。
 捜査関係者によると、三男は次男と同じ内科系の遺伝性の難病を発症。治療は非常に難しく、容疑者は「今のうちに楽にさせてやりたかった」と供述しているという。
 北署などによると、容疑者は会社員の夫(38)らとの4人家族。三男は体調を崩して15日に青葉区の宮城県立こども病院に入院し、容疑者が付き添っていた。
 逮捕容疑は17日午前8時20分ごろ、病院で三男の口と鼻を両手でふさぎ殺害しようとした疑い。看護師が約50分前に巡回した際は異常はなかった。容疑者がナースコールを押し、看護師に「(三男は)死にました」と伝えた。三男は心肺停止状態で発見され、集中治療室で治療を受けている。
 容疑者の夫は「今は何も言えない状況です」とだけ話した。近所の70代の主婦は「病気の子どもを抱えていたが、家族でよく釣りに出掛けていた。本当に信じられない」と語った。
 警察への通報が事件発生から約4時間後だったことについて、病院は「患者の治療を最優先に考え、母親のケアなど総合的に勘案した」と述べた。


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2016年11月19日土曜日


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