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<岸楽天移籍>15勝目標 地元で現役全う

 西武から海外フリーエージェント(FA)権を行使した仙台市出身の岸孝之投手が18日、東北楽天と契約合意した。岸はコボスタ宮城内のイーグルスドームで行った入団記者会見で「東日本大震災の被災地のためにできることは何でもしたい」などと熱っぽい言葉を連ねた。震災復興に向かう東北のシンボルとして、来季、2013年以来の日本一を目指すチームに身をささげようとの強い覚悟がにじんだ。

 −今の心境は。
 「家族とも相談し、長い時間をかけて悩んだ上での決断だった。この日を迎えられてホッとしている」
 −入団を決めた理由は。
 「野球人生がいつ終わるか分からないと考えたとき、地元に戻るのは今しかないと思った。東北、仙台を盛り上げたいという思いで移籍を決断した」
 −地元でプレーする。
 「僕が投げることで、たくさんの人が笑顔になり、楽しんでもらえれば、戻ってきた意味があると思う。しっかりプレーし、(東北楽天で)現役生活を全うするつもりでいる」
 −個人的な目標は。
 「これまで常にキャリアハイを目指してプレーしてきた。目標は15勝。必ず達成したい」
 −東北楽天の印象は。
 「嶋や則本らいい選手がたくさんいる。子どものころから憧れていた松井稼頭央さんとプレーできるのを楽しみにしている」
 −背番号は西武時代と同じ11に決まった。
 「11番はとてもうれしいが、今季つけていた塩見には申し訳ない。正直、もらっていいのかなという気持ち」
 −来季は西武が対戦相手になる。
 「西武にはこれまで育ててもらった感謝の気持ちを忘れず、新天地で再出発したい。対戦は楽しみだが、怖さもある。投げるからには抑えたい」
 −起用が見込まれる先発ではチーム最年長。
 「若手に対して、野球に取り組む姿勢で何かを伝えられればいい。則本は自分の成長のためにも大きな存在になる。負けないよう頑張りたい」
 −東日本大震災の被災地への思いは。
 「西武のころに仙台で楽天戦に登板したときは、喜んでくれる人がいればと思って投げていた。今まで被災地への支援活動をほぼ何もしていなかった分、被災地の力になれることは何でもやりたい」


2016年11月19日土曜日


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