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お薦め投信ネットで助言「ロボアド」導入進む

ロボアド「ポートスター」の質問画面。5問に答えるだけでお薦めの投資信託商品を紹介してくれる

 インターネット上で簡単な質問に答えると、コンピューターが自動でお薦めの投資信託商品を示すサービス「ロボアドバイザー(ロボアド)」を取り入れる地方銀行が増えている。東北では秋田、山形、東邦の3行が導入。主に初心者を対象に投資を促すとともに、販売に伴う手数料収入で利益確保を目指す。

 山形銀が今月1日に取り入れたのは、三菱UFJ国際投信(東京)が提供するロボアド「ポートスター」。同行ホームページからポートスターの専用画面に移動し、投資の考え方や運用が悪化した場合の対応など五つの質問に答えると、回答者のリスク許容度を無料で診断。適した資産配分やファンド商品の例をアドバイスする。
 推奨する商品はネットで購入できる。販売手数料が不要で、1口1万円から買える手軽さも特徴だ。同行営業企画部は「投信が初めての人や、日中は仕事で忙しくて来店できないという人に一度診断を体験してほしい」とPRする。
 秋田銀は10月下旬、野村アセットマネジメント(同)提供のロボアド「ファンズアイ」を導入。東邦銀は4月にファンズアイ、8月にポートスターの利用を始め、無料診断で商品を購入した顧客もいるという。
 大手行や信託銀行などの多くはロボアドを導入済み。地方銀行でも増える背景には、2月のマイナス金利導入で貸出金利息収入が落ち込む中、投信販売に伴う手数料収入の拡大に各行が期待している状況がある。
 ただ、東北は他地域に比べて投資に消極的な人が多い。東邦銀金融商品営業部は「まずは無料診断で投資を身近に感じてほしい」と強調する。各行ともネット上での販売だけでなく、より細かな対応ができる店頭販売につなげたい考えだ。


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2016年11月19日土曜日


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