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東北人は金融知識乏しい?トラブル経験多数

 官民でつくる金融広報中央委員会(事務局・日銀)が実施したお金の知識や判断力を調べる金融リテラシー調査によると、東北は金融知識に関する問題の正答率が低く、株式を購入した経験がある人の割合も低いことが分かった。一方で金融トラブルの経験者は多く、東北各県の金融広報委員会は金融教育の必要性を訴えている。

 金利や金融トラブルの際の対処法など金融知識を問う問題(計25問)で、東北の正答率は53.5%。全国9地方で最下位だった。都道府県別は秋田の24位が最高。岩手31位、宮城39位、福島41位、青森44位、山形45位と続いた。金融知識に自信がある人の割合は青森が全国1位で、山形18位、宮城29位となるなど、知識の有無と認識にずれがみられた。
 株式の購入経験がある割合は地方別で下から2番目に低い8位。都道府県別は山形の26位が最高で、宮城は31位、岩手は47位だった。逆に株式商品が持つリスクなどを理解せずに購入した割合は高く、岩手2位、青森8位、山形9位など。振り込め詐欺や多重債務などの金融トラブルに巻き込まれた人も多く、6県全てが10〜19位の上位に入った。
 「10万円を投資すると半々の確率で2万円の値上がり益か、1万円の値下がり損が生じる場合、投資するか」との問いに「しない」と答えた割合を示す「損失回避傾向」は、山形が85.3%で全国1位。青森の84.6%が2位となるなど東北全体で損失回避の傾向が強かった。
 日銀仙台支店は「リスク性資産を購入しないから知識が必要ないのか、知識がないから買わないのかの判断は難しい。消費者、生活者として必要な知識は身につけてほしい」と話した。
 調査は2、3月、インターネットを使い全国の18〜79歳の男女2万5000人を対象に実施。東北は1817人が回答した。


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2016年11月19日土曜日


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