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<楽天>杉本新投手コーチが本格始動

練習を見守る杉本コーチ=12日、岡山県倉敷市のマスカットスタジアム

 東北楽天の1軍・2軍巡回投手コーチに、現役時代は技巧派左腕として活躍した杉本正氏(57)が就任した。岡山県倉敷市で17日まで開かれた秋季キャンプで本格的に始動。「素質のある投手がたくさんいる。1軍で勝ち試合に貢献する投手を一人でも多く育てたい」と抱負を語った。
 秋季キャンプでは連日、若手投手がブルペンで投げ込んだ。杉本コーチは「左腕では森、浜矢、大塚が目を引く。浜矢は1軍で通用する球を投げていたね」と印象を語った。
 現役時代は西武、中日、ダイエーで活躍し、中日時代の1987年は開幕投手を務めた。梨田監督は「左腕としての経験を伝えてほしい」と期待する。
 引退後は西武やソフトバンクなどで投手コーチを歴任。大切にするのは会話だという。「良いときの投球をしっかり見て、調子を落として本人が悩んだとき、『以前とここが違う』と助言できることが大切」。西武で新人時代の松坂大輔(ソフトバンク)らを指導する中で体得した。
 東北楽天が2013年にパ・リーグ優勝した試合は、対戦相手の西武ベンチにいた。「あの年の東北楽天の勢いはすごかった。若い選手がもう一度、気持ちを出せる環境をつくりたい」と精神面でも火をつけるつもりだ。
 大谷(日本ハム、岩手・花巻東高出)ら速球派が席巻するプロ野球界。「球速だけでなく、打者との駆け引きや(内外角での)球の出し入れでも勝負できる。そういうことも指導したい」と静かに意気込んだ。(野仲敏勝)

 [すぎもと・ただし] 静岡県出身。静岡・御殿場西高から大昭和製紙を経て、1981年ドラフト3位で西武入団。中日、ダイエーでもプレーし、通算81勝を挙げた。引退後はダイエー、西武、横浜などで投手コーチ。2011年は東北楽天スカウトを務めた。


2016年11月20日日曜日


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