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<青森市長選>与野党支援 違いくっきり

 鹿内博前市長の辞職に伴う青森市長選は20日告示(27日投開票)される。国政与野党がそれぞれ別の新人を推す構図だが、政党の支援姿勢は違いが際立つ。元総務省職員小野寺晃彦氏(41)を推す自民、公明両党が政党色を薄めようと躍起なのに対し、元青森県議渋谷(しぶたに)哲一氏(55)を支援する民進、共産、社民3党は、夏の参院選青森選挙区で勝利した野党共闘を再現しようと連携を前面に出す。
 「国政選挙とは別物。超党派として活動する本人の意向を踏まえて応援する」。自民党青森市支部の山谷清文支部長は表向き、一歩下がった支援を強調する。青森市が地盤の津島淳衆院議員(青森1区)も勝手連的な支援に徹する。
 公明党は小野寺氏「支持」を機関決定したが、県本部の伊吹信一代表は「市長選は市民のための選挙」と語り、政党対決の構図を打ち消す。
 自民、公明は前回市長選で推薦候補を立てて組織戦を展開したが、鹿内氏の再選を阻めなかった。参院選では自民現職が青森市で野党に競り負けた。二つの敗北が今回、政党色を出すことに二の足を踏ませる。
 「県都奪還」は悲願だ。党が推薦した三村申吾知事は自民党にとって身内。鹿内市政で味わった「市政野党」の悲哀や県と市のねじれ解消への期待は高い。
 対する野党。民進党県連の山内崇幹事長は「青森市のみならず全体に影響を与える選挙だ。公認候補並みに全面的に支援する」と党の旗を高く掲げる。
 告示前の12日には蓮舫代表が青森市入り。県連のパーティーで「迷うことなく私たちの仲間を応援してほしい」と訴え、結束を呼び掛けた。党本部は告示後、党幹部級を投入する。
 視野には次期衆院選の影が見え隠れする。連合青森の内村隆志会長は「衆院選への助走の意味も含め、野党連携に協力する」との構えだ。
 青森1区が地盤の同党の升田世喜男衆院議員(比例東北)は「自分の選挙と思って全力で戦う」と強調。参院選で自民現職を破った田名部匡代参院議員(青森選挙区)と共に街頭に立つ。
 共産、社民両党は市内の支持組織をフル回転させ、共闘態勢を構築する。
 市長選には元衆院議員横山北斗氏(53)、自営業尾崎全紀(まさのり)氏(45)も立候補する予定。


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2016年11月20日日曜日


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