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<青森中2自殺>娘の願い届け 写真展示

葛西りまさんが写った作品の前で、取材に応じる父、剛さん

 8月にいじめを訴えて自殺した青森市立中学2年の葛西りまさん(13)の生前の姿を捉え、コンテストで黒石市長賞を受賞した写真が19日、同市で開かれた祭りの会場で展示された。会場を訪れたりまさんの父剛さん(38)は「命を懸けて『いじめをなくして』と訴えた娘の願いを受け取ってほしい」と話した。
 写真の前で剛さんと面会した高樋憲黒石市長は「笑顔のりまさんが悩んでいたと思うと心が痛む。(展示が)いじめのない社会への一歩になってほしい」と語った。
 写真は、りまさんが亡くなる10日前に黒石市内の祭りで踊りを披露する姿を青森市の男性が撮影した。市側は最高賞の市長賞を贈ることを内定したが、市長らが「賞の趣旨になじまない」などと難色を示し、授与を撤回。市に抗議が殺到し、市長は遺族に一連の対応を謝罪した。撮影者が受賞を辞退したため、遺族に賞を授与した。
 りまさんは2学期の始業式翌日の8月25日、列車に飛び込んで亡くなった。中1の6月から無料通信アプリLINE(ライン)で悪口を言われるなどの嫌がらせを受け、遺書に「もう耐えられない」と記していた。
 遺族は10月、再発防止を願い、りまさんの実名と写真を公表した。


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2016年11月20日日曜日


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