岩手のニュース

子育てママ応援 大槌の女性2人がフェス企画

子育てフェスの打ち合わせをする村上さん(右)と菅谷さん

 東日本大震災で被災した岩手県大槌町で23日、町内の26歳の女性2人組が企画したイベント「子育てフェス」が開かれる。無料の家族写真撮影会や手作り雑貨販売のほか、出産を控えた夫婦向けに人形を使った抱っこと沐浴(もくよく)の体験など盛りだくさんの内容。2人は「子育てで普段は忙しいママに遊びに来てほしい」と呼び掛ける。

 会場は町城山公園体育館と町中央公民館。ハンドマッサージや助産師の相談会、子どもの遊び場コーナーもある。外ではパワーショベル乗車体験ができ、キッチンカーがコーヒーやピザ、唐揚げを販売する。
 企画したのは、被災地支援のNPO法人の現地スタッフだった村上彩乃さんと菅谷安美さん。女性や子育て世代が自分らしく輝けるまちづくりを目標に掲げ、退職後の今年5月に「Tsubomi(つぼみ)」という団体を結成した。
 名称には復興の遅れで人口流出が深刻な町で希望を忘れず、それぞれの心の中のつぼみが花開く手伝いをしたいとの思いを込めた。現在は、働いていたNPO法人の委託事業を軸にママサロンや仮設住宅での楽器演奏などに取り組む。
 フェスは団体にとって初の大規模イベント。2児の母の村上さんは「大槌では子育てと無理なく両立できる就労環境がほとんどない。将来はカフェを開き、育児中の母親の雇用を生み出し社会に働き掛ける」と構想を描く。
 菅谷さんは「チャレンジする姿を発信し続け、若者が復興や将来について語り合える場や雰囲気をつくり出したい」と意気込む。
 フェスは午前10時〜午後3時。連絡先はTsubomi080(5555)7164。


関連ページ: 岩手 社会

2016年11月20日日曜日


先頭に戻る