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<国道347号>横軸交流 絶え間なく

国道347号の通年通行を記念し、347円均一で販売された漬物や煎餅などを品定めする市民=19日、尾花沢市の式典会場

 国道347号の通年通行記念式典が開かれた山形県尾花沢市の会場では19日、沿線の首長や住民、観光関係者らから、四季を通じた交流促進と地域活性化に期待する声が上がった。
 宮城県加美町の薬莱山を中心に、山形県側を含めた自然観光ルートの策定に取り組む猪股洋文加美町長は「沿線自治体とさらに連携を深め、347号を活用してそれぞれの誘客増加につなげる」と意気込む。加藤国洋尾花沢市長は「市内の製造業の受注拡大や観光振興に生かしたい」と語る。
 加美町西小野田、尾花沢市玉野両地区の住民は10年以上にわたり、的を狙って長靴を投げる「フライングシューズ大会」を開いている。実施に関わってきた加美町西部地区コミュニティー推進協議会の今野攻(おさむ)会長(75)は「毎年冬、西小野田地区で開催している雪合戦大会に尾花沢の住民を招くなど、交流事業を増やしたい」と話した。
 「347号が通れない冬場に、大崎市方面から遠回りして来るお客さまが毎年いた」と振り返るのは、尾花沢市にある銀山温泉女将(おかみ)会の小関由紀子さん(58)。「通年通行が実現し、より身近に感じてもらえる」と喜ぶ。
 会場の一角では沿線5市町の特産品を紹介した。そばを振る舞った「おくのほそ道尾花沢そば街道」会長の高橋晃治さん(64)は「347号を通ってそばを食べに来る宮城の人が増えてほしい」と望む。
 温泉宿泊施設などを運営する加美町振興公社の西塚敬悦さん(56)は地ビールを提供。「今後は冬季でも山形側の観光客が見込める。山形の人に泊まってもらい、売り上げアップを図りたい」と歓迎した。


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2016年11月20日日曜日


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