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歯型で身元確認迅速化 警官ら参加し研修会

模型の人形を使い、歯型の照合を進める参加者ら

 東日本大震災などの大規模災害発生時に発見された身元不明遺体の身元を歯型から特定する技術を学ぶ身元確認研修会(県警、県歯科医師会共催)が20日、仙台市青葉区の県歯科医師会館であった。参加者が遺体の歯の治療痕や特徴を記入する「デンタルチャート」の書き方などを体験した。
 鑑識担当の警察官や県内外の歯科医計約80人が参加。県警の倉島英明刑事部長が「震災では920人の身元が歯型から分かった。今後は南海トラフ巨大地震も予想される。研修を経験し次に備えることが大事だ」とあいさつした。
 研修では、8月末に岩手県岩泉町を襲った台風10号のような大雨洪水被害で多数の身元不明遺体が出ていると想定。参加者は9班に分かれ、遺体安置所に見立てた館内の一室で模型の人形を使い、歯型をカメラで撮影したりデンタルチャートに歯型の特徴を書き込んだりした。
 県警鑑識課の熊谷康次長は「今後同じような災害が起きても、迅速に身元を特定できる能力を身に付けてほしい」は話した。


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2016年11月21日月曜日


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