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<宮城議長辞意>政活費不正 2代続け引責

政活費の不正受給問題の責任を取り、議長辞任を表明した中山氏=21日午後1時ごろ、宮城県議会

 宮城県議会議長の中山耕一自民党県議(59)=富谷・黒川選挙区、4期=は21日、政務活動費(政活費)の不正受給問題を受け、議長職を辞任する意向を表明した。25日開会の県議会11月定例会で許可される見通しで、在任期間は約5カ月。前議長も6月、政活費の不正により就任約半年で引責辞任に追い込まれており、短期間で議長が2代続けて退く異常事態となった。
 中山氏は21日午後、県議会棟で記者会見し「11月定例会が私の問題で混乱しないよう熟慮した結果、辞任が必要だと決断した」と述べ、一連の問題の責任を取る考えを示した。議員辞職については否定した。
 中山氏は、2015年度に運転代行業者から手に入れた白紙領収書に4500円と書き込み、31回にわたって政活費を請求、計13万9500円を受領したと明らかにした。業者に実際に支払ったのは1回当たり3000円で、4万6500円を過大請求したという。
 中山氏は「白紙領収書をもらうことが常態化していた。妻が誤った額を記入して処理していた。猛省している」と謝罪。「調査を終え次第、返還の手続きを取りたい」と話した。
 中山氏の政務活動費を巡っては、2013年9月にパソコンとデジタルカメラの購入名目で政活費の交付を申請した際、私的に買ったマッサージチェアの領収書(20万4190円)を添付し、半額を受け取っていたことが今年9月に表面化。中山氏は同月下旬、県に全額を返還した。
 県議会では6月、前議長の安部孝自民党県議(61)=宮城選挙区、5期=が、自身の政活費不正支出問題で議長職を引責辞任した。
 中山氏は多賀城市出身。東北学院大卒。宮城県富谷町(現富谷市)職員などを経て03年県議選で初当選。安部前議長の辞任に伴い、議長に選出された。


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2016年11月22日火曜日


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