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<福島沖地震>陸も空も交通混乱 休校相次ぐ

運転再開の見通しなどを駅員に尋ねる利用客=22日午前7時20分ごろ、JR仙台駅の在来線改札口

 22日早朝に福島県沖で起きた地震で、宮城県内ではJR在来線で運休が相次ぐなど交通機関が大きく乱れた。津波警報の発令で仙台空港も運用を停止。沿岸部を中心に休校も相次いだ。

●JR・空港
 JR東日本によると、在来線は仙石線全線や東北線、常磐線の一部などで運転を見合わせた。東北新幹線は地震直後から午前6時半まで運転を見合わせ、後続の列車に最大1時間7分の遅れが出た。
 仙台駅では多くの人が立ち往生を余儀なくされた。通学途中という石巻専修大4年の内海悠平さん(22)=仙台市太白区=は「再開しなければバスに切り替える。JRの定期券を使っているので仙石東北ラインが動いてほしい」と話した。
 県などによると、仙台空港は津波警報発令に伴い、発着手続きを停止。午前11時現在、札幌、大阪、関西空港、中部、成田、小松、広島、福岡各線の計35便が欠航した。
 利用客は空港ビルの2、3階に一時避難し、注意報に切り替わった午前10時前まで約500人が待機した。仙台空港アクセス線は始発から計26本が運休。午前10時34分に運転再開した。

●高速道 
 県警高速隊によると、地震発生直後から常磐自動車道、仙台東部道路、三陸自動車道で最高速度を50キロに規制。津波の恐れがあるため、午前8時10分から仙台東部道路仙台港インターチェンジ(IC)と鳥の海スマートICの出口を午前10時25分まで封鎖した。
 高速バスも運休が相次ぎ、宮城交通によると午前10時までに仙台−新地・相馬線や仙台−気仙沼線など18本が運転を取りやめた。

●学校
 県教委によると午前11時半現在、小中学校は塩釜市や亘理町など沿岸部を中心に125校が臨時休校、12校が自宅待機となった。県立高は30校が臨時休校し、9校が始業時間を繰り下げた。特別支援学校も3校が休校、1校が始業時間を繰り下げた。私立は中学3校、高校4校、中等教育学校1校が臨時休校を決めた。

●船舶
 第2管区海上保安本部によると午前10時50分現在、七ケ浜町菖蒲田、東松島市の大浜、室浜の3漁港内で計16隻の小型ボートが転覆しているとの情報があり、同保安本部が巡視船を出して確認を急いでいる。


2016年11月22日火曜日


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