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<原発避難いじめ>横浜市長「反省」と陳謝

 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒(13)が避難直後から小学校でいじめを受けていた問題で、文部科学省から派遣された義家弘介副大臣ら幹部3人が21日、横浜市を訪れ、林文子市長や岡田優子教育長らと面談した。
 市教委は同日、市立の小中学校など全509校に、いじめ防止の取り組みを総点検するよう求める教育長名の通知を出した。
 面談の冒頭で林市長は「教育現場が連携できず反省している」と陳謝。義家副大臣は「全国に福島県から避難している子どもがいる。文科省も支援したい」と述べた。面談後、義家副大臣は報道陣の取材に「多額の金品のやりとりがあった時点で重大事態。本人がどれほどの悲しみを抱いていたか想像すると言葉が出ない」と話した。
 林市長は、福島県から来た児童生徒らへの配慮が不十分だったと義家副大臣から指摘があったとした上で「金銭のやりとりは中学生なら想像できたが、小学生では重大だ」と述べた。
 市教委の通知では「迅速に関係機関に相談し、協力して解決に当たることが重要」と指摘。校内の体制に不備がないか点検するなど、いじめ問題の取り組みの徹底を求めている。
 また「市教委や学校が十分な役割を果たせなかったことを深く反省し、生徒らを十分支援できなかったことを申し訳なく思う」とした上で「市教委も自ら検証し、学校と協力して支援する体制を整える」としている。
 市教委によると、これまで400件超の問い合わせがあり、ほとんどが批判的な内容だった。


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2016年11月22日火曜日


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