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<福島沖地震>津波1.4m サイレン響き緊迫

太平洋フェリーの運航再開を待つ利用者ら=22日午前11時20分ごろ、仙台市宮城野区港3丁目

 最大の津波140センチを観測した仙台市宮城野区の仙台港周辺は避難を呼び掛けるサイレンが鳴り響き、緊迫した空気に包まれた。東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた地域だけに、住民や商業施設の従業員らは、不安に駆られながら避難所に走り込んだ。
 三井アウトレットパーク仙台港では午前8時すぎ、津波注意報が警報に切り替わったのを受け、開店準備をしていた従業員22人が1.6キロ先の市指定避難所の中野栄小に徒歩で急いだ。清掃会社のパート女性(66)は「お客さんが店に来る前で良かった」と語った。
 中野栄小には近くの立華(たちばな)認定こども園の園児と教諭計26人も身を寄せた。歌遊びをして過ごしたが、保育教諭秋葉笙(しょう)子さん(26)は「泣く子もいて、普段より落ち着かない様子」と心配そうだった。同小には最大約80人が避難し、津波の到達状況を伝えるテレビを食い入るように見ていた。
 太平洋フェリー仙台港営業所では、北海道苫小牧発仙台行きのフェリーが津波注意報に伴い、宮城県の金華山沖で待機を余儀なくされたため、出発時刻の変更などの対応に追われた。
 観光で家族と名古屋行きに乗る予定だった山形県真室川町の農業五十嵐久芳さん(70)は「どれくらい出発が遅れるか分からないので、フェリーは諦めて車で向かう」と話した。


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2016年11月23日水曜日


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