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がん患者にふんわりタオル帽子 心も癒やす

がんサロンでは、タオル帽子を作る教室も不定期で開いている=大崎市民病院

 宮城県大崎市の大崎市民病院の「がんサロン」で、がん患者用のタオル帽子の材料になる綿のタオル地の寄付を呼び掛けている。タオル帽子は抗がん剤治療で髪を失った人の頭部の保護に欠かせず、材料不足になっているという。

 頭髪を失ったがん患者は通常、外出の際はかつらを用い、室内では綿の帽子をかぶって思わぬ負傷を防いでいる。吸汗性に優れ、洗濯して繰り返し使えるタオル帽子は重宝するという。
 求めているのは、未使用の綿のタオル地。ハンドタオルからタオルケットまでどんな大きさ、厚さでもいいという。がんサロンスタッフの福島美香さん(38)は「抗がん剤治療の直後は免疫力が低下し、化学繊維だと皮膚炎になることがある。綿のタオル地は帽子の材料に最適」と説明する。
 卵巣がんと乳がんで抗がん剤治療を受け、同病院に入院中の女性(66)は「好きな花柄のタオル帽子をかぶれば気持ちも前向きになる」と語る。
 同病院2階の化学療法室の隣にあるがんサロンは、患者と家族、医療関係者が交流し、療養に役立つ知識や技術を学ぶ場となっている。登米市や盛岡市のボランティア団体が製作したタオル帽子をストックし、希望者に無償で提供している。不定期でタオル帽子の製作教室も開いている。タオル帽子の製作にチャレンジした男性患者(57)は「縫い針を持ったのは小学生の時以来。それでも1時間程度で作れた」と出来栄えに満足そうだった。
 タオル地の寄付、製作方法に関する連絡先は、がんサロン0229(23)3311(平日の午前9時半〜午後4時半)。


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2016年11月23日水曜日


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