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<東北大>災害時カルテ復旧迅速化 実証実験

ノートパソコンに復旧させた患者の薬歴情報に基づき、薬を処方する薬剤師

 東北大電気通信研究所と日立製作所などの研究グループは23日、災害に備えて患者の医療データを分散保管し、病院が被災しても迅速にデータを復旧させるシステムの実証実験を仙台市青葉区の東北大片平キャンパスで行った。
 宮城県薬剤師会と合同で実施。津波で薬局が壊滅した同県沿岸部の避難所で、薬の処方履歴を携帯しない患者に薬を処方する想定で取り組んだ。
 実験では、被災を免れた同研究所のサーバー8台に保管した薬局の仮想データを高速でノート型パソコンに復旧させ、県薬剤師会の車両に載せて搬送。避難所の救護所で薬剤師がパソコンの薬歴情報に基づいて処方する手順を確認した。
 一連のシステムは同時被災のリスクが少ない病院同士がデータを相互に保管し合う仕組みを提案する。実験を指揮した同研究所の中村隆喜准教授は「今回はシステムがうまく機能してよかった。実用化へ向け、今後は自治体など他の機関との合同実験も行っていきたい」と話した。


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2016年11月24日木曜日


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