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<松くい虫>新対策策定へ 松島に重点

 宮城県は増加傾向にある松くい虫被害の拡大防止に向けて、2017年度から5年間の被害対策事業推進計画(第5次)を策定する。
 現行計画が本年度末で終わるため、後継計画を定める。対象面積は県内全35市町村の7818ヘクタール。薬剤の空中、地上散布や樹幹注入、伐倒を中心とした取り組みを進める。
 15年度の県内の松くい虫被害量は1万6523立方メートルで、前年度から9%増えた。東日本大震災後の12、13年度は十分な防除ができずに拡大。14年度は減少したが、被害が伝染しやすい高温小雨だった15年度に再び増加に転じた。
 特に松島での被害が深刻になっている。15年度の被害量は9356立方メートルで、前年度比26%増。ピーク時の1997年度に迫る規模に達し、松島での被害拡大が震災以降の被害増加分のほとんどを占める。次期計画でも松島での被害拡大防止を重点に位置づける。
 新計画の策定方針は22日開催の松くい虫防除対策協議会で示された。計画は12月の森林審議会を経て、来年1月に策定される。県森林整備課の担当者は「今年も高温小雨で被害量が劇的に減る可能性は低い。引き続き対策を講じたい」と話す。


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2016年11月24日木曜日


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