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<青森市長選>18〜19歳の関心いまひとつ?

大学内には学生らが投票立会人を務める期日前投票所が開設されたが、若者の投票は伸び悩んでいる=22日、青森市合子沢の青森公立大

 選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げた改正公選法施行後初の青森市長選(27日投開票)で、18、19歳の関心が低調だ。初めての投票を心待ちにする有権者がいる一方、大学に設置された期日前投票所の投票者数は今年7月の参院選に比べて減少。若者同士の話題に上ることも少ないまま「今回は投票しない」との声が漏れる。
 活用法を巡り、市長選の争点にもなっている複合商業施設「アウガ」には期日前投票所が設けられている。その目と鼻の先にある休憩スペースで受験勉強をする市内の男子高校生(18)は、投票を棄権するつもりだという。
 男子高校生は「参院選は国が変わるかもしれないと思ったから、自分で調べて投票した。市長選で市が変わることはあまりないと思うので、今回は投票しない」と話した。
 市選管によると、2013年の前回市長選で、全体の投票率は48.38%。20〜24歳の投票率は、それを大幅に下回る18.18%と低迷した。5人に1人も投票していない計算だ。
 今回の市長選で、市選管は若い世代の投票を促すため、市内の4大学に順次、1日限りの期日前投票所を設置する。にもかかわらず、参院選に比べると利用者数は減少している。
 先行した県立保健大の投票者は参院選の211人から143人に減った。青森公立大は63人で、前回より半減した。
 青森公立大1年の沢田しおりさん(19)は「参院選は初めての18歳選挙権で注目度が高く、『投票してみようかな』という人が多かった」と振り返る。
 周囲で市長選が話題に上ることは少なく、トランプ氏が勝利した米大統領選の方が盛り上がっていたという。沢田さんは「訴えの詳細はよく分からない。実現可能な政策を掲げている人に投票したい」と語る。
 市長選では、ホームページやフェイスブックで情報発信する候補者はいるが、各陣営とも若者を意識した戦略は特に見られない。
 今回の市長選で選挙権を得た男子高校生(18)は「商業施設で人を集めるよりも、青森独自の文化や歴史を生かした都市になってほしい」と願う。新市長の条件には「市の現状を受け入れた上で、将来像を持っていることとねぶたが好きなこと」を挙げた。


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2016年11月24日木曜日


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