宮城のニュース

<楽天>AKIさんラストダンス 次の舞台へ

後輩たちと最後のダンスを披露する東北ゴールデンエンジェルスのAKIさん(左から2人目)=23日、仙台市宮城野区の楽天Koboスタジアム宮城

 プロ野球東北楽天のチアリーディングチーム「東北ゴールデンエンジェルス」創設時からの最後のメンバーで、23日にチア生活に別れを告げたAKI(本名・上田亜樹)さん。磨き上げたダンスで球場を盛り上げ、ファンと一体となってチームを後押しした12年間を「本当に幸せな時間だった」と振り返った。
 楽天Koboスタジアム宮城(仙台市宮城野区)で23日にあったファン感謝祭。約2万人の観衆を前に、苦楽を共にした仲間と「ラストダンス」を披露した。「すてきな場所で踊り、たくさんの夢がかなえられた」。万感の思いがこみ上げ、涙が頬を伝った。
 仙台市出身。小学1年からモダンバレエを習い、仙台大在学中の2005年、プロ野球に新規参入する東北楽天のチアのオーディションを受けた。「身近にプロ野球チームができ、憧れのチアに挑戦できると思った」。合格すると、日々のレッスンと筋力トレーニングを欠かさず、年間約70試合ある本拠地戦の舞台に立ち続けた。
 激動の12年間だった。東日本大震災があった11年の本拠地開幕戦は約1カ月遅れた。開幕を迎えた時は「踊れることの幸せ」をかみしめた。13年は球団初の日本一を経験。巨人を相手に第7戦までもつれた末、本拠地で日本シリーズ制覇が決まり、「あの場所に立つことができ、ただただうれしかった」と球場が歓喜に沸いた瞬間を懐かしむ。
 12年からはチームリーダーを務め、仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながらレベル向上に励んだ。「後輩たちが育ってきたのでバトンを渡すときだと思った」と引退の理由を語る。後輩には「感謝の気持ちを忘れず、いいチームをつくってほしい」とエールを送る。
 今後は球団関係の仕事に就く予定。「これからもたくさんの人に笑顔を届けたい」。12年間の経験を次の舞台につなげる。


2016年11月25日金曜日


先頭に戻る