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<にゃんとワンポイント>におい敏感 誤飲注意

人間が知覚できないわずかなにおいもかぎ取る犬。トラブルを起こさせないためにも対策が必要だ(仙台総合ペット専門学校)

◎嗅覚

 鼻の長い犬と短い犬、どちらが好きですか? スマートな顔立ちや、ぺちゃっとつぶれた愛くるしい表情。同じ犬といっても顔の形は犬種によってさまざまですが、顔立ちを決める大きな要素に鼻があります。
 犬の嗅覚は、人間が感知不可能なごくわずかなにおいを感知できるという点では、人間の1億倍とも言われます。優れた能力により警察犬や救助犬として活躍する犬もいます。
 「鼻がいい」犬を家庭で飼う場合に注意すべき点があります。いたずらです。
 おやつ、生ごみ、飼い主の靴下…。どうしてこんな物が好きなのか、というような物を見つけ出し、飲み込んでしまうことも珍しくありません。飲み込んだ異物が腸まで達してしまえば、開腹手術が必要になります。食品や台所のごみ箱の保管場所は施錠するなど気を配りましょう。
 消臭スプレーやたばこの煙などの刺激物質を吸い込んで、くしゃみをする子がいます。大抵はその場の症状のみで治まりますが、継続的に吸引するうちに、慢性鼻炎や気管支炎を招く恐れもあります。
 もう一つ気を付けなければならないのが、鼻の形によって呼吸困難を起こしやすい犬種があるということです。シーズーやパグなど「短頭種」と呼ばれる犬種では、生まれつき鼻や喉の空気の通り道が狭く曲がっているので、スムーズな呼吸ができない子がいます。
 肥満により首周りに脂肪が付くと、興奮させたり、高温多湿の環境に置いたりした際に、重大な呼吸困難に陥る可能性があります。いびきをかく子は太らせないように注意しましょう。
 顔の好みは人それぞれ。家族に迎え入れる犬の特徴を理解して、問題がなるべく起きないように予防してあげたいですね。(ノア動物病院・獣医師 後藤千尋)


2016年11月25日金曜日


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