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大人向けの専門書あります 八戸市営書店開店へ

内装工事中の店内に本を搬入する八戸市職員

 八戸市営書店「八戸ブックセンター」(青森県八戸市)が12月4日、市中心部にオープンする。専門書や大人向けの海外文学を中心に約8000冊を扱い、執筆者向けの空間「カンヅメブース」もある。民間書店と一線を画したユニークな試みが始まる。
 六日町の複合ビル「ガーデンテラス」1階にあり、広さは約300平方メートル。自然や人文の「入門・基本図書」、人生や愛といった「普遍的テーマ」の海外文学の単行本を販売する。雑誌やコミックは扱わない。
 カンヅメブースは約3平方メートルの個室2部屋を設け、「出版したい」「誰かに読んでもらいたい」という目標を持った人に貸し出す。「市民作家カード」を作って申請すれば、机と椅子、無線LANサービスWiFi(ワイファイ)完備の個室を無料で使える。
 年間運営費は約6000万円を見込む。当面は1日平均30冊、6万円の売り上げを目標とし、本に関するワークショップなどのイベントも企画する。
 小林真市長が掲げた「本のまち」構想の一環。雑誌や実用書が中心の市内の民間書店25店とは別に、ビジネスになりにくい専門書などを提供し、「本でまちを盛り上げる」(市長)。真新しい本を所有する喜びを味わえる点で、図書館とも性格が異なるという。
 売れ筋情報は民間書店に提供する。近くにある「カネイリ」の金入健雄社長は「品ぞろえが違うので競合しない。読む人、書く人を増やすための施設であって、本を盛り上げる契機になればいい」と好意的だ。
 本の搬入は23日に始まった。市まちづくり文化推進室は「営利優先でなく、市民にさまざまな本と触れ合ってもらうことが大事。民間を圧迫せず、連携を深めたい」と話す。


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2016年11月25日金曜日


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