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地域の思い出復刻 震災前の記念誌踏襲

「復刻」した磯部中の記念誌は、50年誌の内容を踏襲した

 福島県相馬市の磯部中(生徒23人)が、創立70年を祝う記念誌を作った。20年前に発行した50年誌を、東日本大震災の津波でなくした被災者から「思い出の品が流失してしまった」と復刻を望む声が上がっていた。以前の内容を忠実に再現しつつ、最近のデータを加えて編集した。
 50年誌は1947年の開校以来の卒業生の写真、名前を全て掲載していた。今回は体裁を含めてほぼ踏襲。当時の関係者らのあいさつ文も再掲した上、学校の近況などを追加した。
 地域は津波で壊滅的な被害を受け、在校生6人を含む住民約250人が犠牲になった。数年前から同窓会を中心に再発行を求める声が高まり、昨年から学校、PTAなどが準備を進めていた。
 70年誌はA4判、173ページ。3000円で販売。磯部中は「移住を強いられた住民も少なくない。記念誌が地域と世代をつないでくれればうれしい」と期待する。連絡先は同校0244(33)5510。


2016年11月25日金曜日


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