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<仙台市電90年>あの頃昔通りを思う

仙台市中心部を走る市電の写真がスクリーンに映し出されたイベント

 40年前に廃止された仙台市電の開業から90周年を記念したイベント「あの頃の市電と私たち」(市交通局主催)が27日、若林区の市地下鉄東西線荒井車両基地であり、市民ら約70人が市電が街中を走っていた頃の風景を振り返った。
 市内ではんこ店を営み、仙台商高時代に写真部で市電を撮影していた庄子喜隆さん(59)が、当時の写真約60枚をスクリーンに映し出しながら車両や街並みの移り変わりを解説した。
 青葉区の主婦樋口静子さん(75)は「1959年に戦後初の女性車掌として採用され、7年ほど勤務した。写真を見て涙が出そうになった。今も市電が走っていたらと思います」と懐かしんだ。
 庄子さんは「市内に市電の名残をとどめるものは非常に少ないが、実際に乗車した記憶のある年配の方々をはじめとして、若い世代にも魅力を伝えていきたい」と話した。
 仙台市電は26年11月に開業。最盛期の55年ごろには1日平均で約10万人を輸送した。自動車の普及に伴う利用者減により、76年3月末に廃止された。


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2016年11月28日月曜日


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