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仕切り直し「市長と語ろう会」要望続々

 岩手県遠野市が子育てをテーマに10月に開いた「市長と語ろう会」の際、市職員の誤った説明のため来場した子育て中の母親が参加を諦めた問題で、市は27日、語ろう会を改めて開催した。母親ら9人が参加し、市の子育て施策に意見を述べた。
 市内に産科医はゼロで、小児科医も1人という医療環境の充実を求める声が相次いだ。「せめて妊婦健診を全て遠野でできるようにしてほしい」「出産時も含め遠方の病院まで運転するのは危険。タクシーを無料で使える制度は作れないか」との要望が出た。
 子育て支援センター「まなざし」の託児機能には、使い勝手が悪いとの批判が集中。母親の一人は「リフレッシュ目的で利用したくても断られる。もう少し寄り添った対応をしてほしい」と強調した。
 出席した主婦林敦子さん(39)は「産前産後の母親へのサポート体制の重要性を訴えた。どう具体化されるかが重要なので、市と定期的に意見交換する場を設けてほしい」と望んだ。
 本田敏秋市長は「元気な子どもは遠野の活性化のために不可欠。皆さんの意見を基にできることから取り組みたい」と語った。
 10月24日の語ろう会では、誰でも意見を言える場だったにもかかわらず市職員が「事前に選ばれた市民以外は傍聴に限る」と誤って説明。来場した母親4人が参加を断念して帰った。


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2016年11月28日月曜日


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